2月10日




前日の2月9日

気象情報に詳しい富士山写真家の方が

「10日から11日にかけて好天に恵まれるだろう」と予想していた

時間が経つにつれ

「特に10日の後半から11日にかけてが文句無しの天気になるだろう」

と、断言していた

たまたま10日の午後は仕事が休み

夜は横浜でクルマ遊び

11日は祝日で休み

ん~、写真漬けな予感

10日は夕方から横浜に行って

どこかで写真撮りながら夜に備えようかなぁ

な~んて思ってた

いや待てよ

みんなが集まるのは22時すぎだから

時間が余りすぎる

せっかくの好天予報なので夕刻時は確実にとらえたい

どこで撮ろうか悩んだんだけど

昨年、何度か行った夜景おススメスポットの「タワーホール船堀」

ここから見える富士山と東京タワーに絞り込んだ

他にもいくつか候補があったけど

なんとなくここに決めた

キッチリ富士山と東京タワー撮って

スカイツリーなどは今回はパスして

帰宅して横浜向かえばちょうどいいだろう

そのあとの11日の話はまた今度ね

さぁ10日

何度も行っているし

ターゲットも絞れているので

カメラとキメのレンズ一本と小物で十分(三脚は使用禁止だから不要)

バッグに詰め込んで職場へ向かう

構図を考えているうちに午前の仕事が終わると

サラ~っとネットをチェック

ツイッターに流れてきた「恋人同士で行って欲しい東京都の夜景スポット20選」に目が留まる

普段ならそんなの見ないのに、タワーホール船堀は載ってるかなぁとチェック

いくつもの有名スポットのずっと下の方にあったんだ

わかってるけど、念のためにいろいろ確認してみる

んっ!

「三脚を使用しての撮影を申し出ると、別の展望フロアに案内してくれる」

なにっ!

手すりにカメラ置いて撮るのって何気に大変なんだ

三脚がある無しではずいぶん違う

電車通勤だし船堀にも電車で行こうと思っていたので

三脚をとりに帰るのも大変だ

時間のロスがでかい



迷ってる時間ももったいなかったので

電車の時刻表見ながら自宅へ向かうことにする

電車の中ではいろいろなことを考え

自宅の最寄り駅に着くと

早歩きと小走りで汗をかきながら帰宅

三脚をかかえ最寄り駅に向かい始めるが

ふと思い留まり

また自宅に戻っていくつかのレンズも持ち出した

三脚使用によって

もしかしたら別のシチュエーションがあるかもしれないと思ったからだ

この判断があとに効いた

汗をかきながら電車に乗り込む

小走りのおかげでロスは最小限ですんだ

船堀への到着時間を調べると

意外や意外

夕刻時間には余裕の15時30分すぎ

狙いはマジックアワーなので17時30分ころか

まぁ待つのには慣れているので

ドタバタと忙しいよりはいいだろう

さてさて

前置きが長くなりましたが

予定時間通りにタワーホール船堀に到着

慣れた顔して三脚使用を申し出る

腕章を受け取り

一般の展望フロアの下の階に案内される

エレベーターのドアが開き

逆光の強い富士山側に出る

富士山と東京タワーの方角は正方形のフロアのちょうど角にあたる

その角の右側には何人かのカメラマンさんがいた

挨拶をしながら近づき

さらに右の方をのぞき込む

驚いたことに角から向こう側の角までカメラマンさんでビッチリ

みんな富士山の方角にカメラをセットしていた

もちろん三脚でね

角の左側にはまだ誰もいなかったので

左側の一番右の角寄りに陣取る

さらになるべく角に寄って三脚をセットした

和気あいあいと皆さんがお話しする中

キメのレンズをカメラにセットして

考えていた構図に合わせる

かなりシビアにセットしたので、それだけでおそらく20分~30分くらいかかった

セットし終えると気持ちにも余裕がでて

皆さんのお話が耳に入ってくるようになる

「来週はお台場だろ~、その次はゲートブリッジだよな~、…」

そんな話で盛り上がったいた

隣にいながらそれ以前の話は耳に入っていなかったが

やっと話の内容を理解しようと耳を傾ける

ん?

もしかするともしかして



話の中心となっている隣の大御所に聞いてみた

「もしかして今日ってダイヤなんですか?」

「そ~だよ!え?何しに来たの?」と苦笑される

「いや、普通に夜景を…」

「ラッキーだよお兄さん!今日はいい条件だよ。ダイヤ撮りなよ。」

隣の大御所は一番乗りで13時30分に来て角のすぐ右側を陣取ったようだ

それに続いて右側に並ぶように皆さんが来たみたい

左側の一等地が空いていたのは奇跡なのかなんなのか

今までダイヤモンド富士にはあまり興味がなかったので

初挑戦になる

さぁどうする

あっ!

違うレンズも持ってきてるじゃん、ラッキー

慌ててレンズ変えて構図からすべてやり直し

それでも時間には余裕があった

「知らないで来た人が意外といいのを撮ったりするんだよなぁ」

なんて大御所に期待されながら

いよいよその時が来た

ずいぶん前からシャッター音が鳴り響いていたが

自分は前後を撮ってもどうせ使わないだろうから

ど真ん中だけを狙って余裕でいた

まぶしさに耐えながらファインダーを覗いていると

意外に太陽の動きが速い

あっという間に真ん中に近づく

慌てて4~5カット撮った

もちろんど真ん中は確実にとらえた

しばらくすると

シャッター音だけだった室内が話し声で盛り上がる

大御所を筆頭にダイヤ慣れしている皆さんはどんな写真を撮ったんだろう




_HDR2-1-1.jpg




富士山を真ん中に構図をとろうか迷ったけど

東京タワーとコンビでね

ほら

最初からその写真撮るつもりだったからさ

しかも撮影前に皆さんを見渡すと

ほぼ横構図だったから

迷わず縦構図にしたんだ

きっと横構図は皆さんのいい写真があとから見ることが出来るだろうと思ってさ

自分らしい写真に挑戦してみたんだ

ラッキーにラッキーが重なり

撮れた初ダイヤ

どうなんだろう

また撮ることが出来たとしたら

もっと上手に撮れるのか

大御所や皆さんの写真で勉強してみたいです

さてさて

早々にダイヤから頭を切り替え

本来の目的のマジックアワーに備えます

キメのレンズに戻して

全てのセットをやり直す

室内から夜景を撮る時に気を付けなければいけないのが

室内の照明が照らすガラスへの反射なんだ

ちょっとした黒い布でレンズを覆い

それを防いだりしているんだけど

場所の関係なのかなかなか反射が隠せない

いい時間も迫ってきているので

ちょっと焦りはじめた

そのせいなのか

空調の整った室内で少し汗ばむ感じを覚えた

上着のマウンテンパーカーを脱ぐ

あれ

丁度いいくらいの室温に気付く

上着の下に着ていたダウンのベストも必要ないくらい

中に着る薄手のダウンはベストと普通の袖ありと気温に応じて変えている

たまたまこの日はベストだった

そのベストも脱いだ

あっ



袖のあるはずのベストの口に目が留まった

紺色のベストを上下逆さまにして

片方の袖の口にレンズを通してみる

ベストの裾を上にしてそっと持ち上げる

背中の上から照らされる照明の反射が

広範囲にわたり防げるじゃん

まわりはカメラマンさんばかりだから

そんなに迷惑にもならない

ベストがベストでベスト様様だ

左手でベストを押さえながら

ファインダーと実際の景色を見て

右手でシャッターを切るイメトレをしてみる

いける

バッチリだ

準備は完璧に整った

頭の中で計算しつくされたグラデーションの空に染まり始める

以前の写真を頭に叩き込んでいたので

ピークのタイミングもわかっている

街の照明もほぼ点灯し

いい感じだ




1T7A3228.jpg




何枚か撮って

構図を変える

それも作戦通りだ

ピークをすぎたグラデーションが下がってくる

それに合わせて横構図

グラデーションが崩れ始め

夜空に変わろうとしている

富士山はクッキリとシルエット

夜景もバッチリ

もちろん東京タワーは見ての通りさ




1T7A3258.jpg






手前の荒川と首都高中央環状線も印象深く入れて

なおかつ

空のグラデーションの残りがバランスよく入る

作戦通り考え抜いた構図なんだよ

もうお腹いっぱい

ちょ~満足したので

スカイツリーを横目に

早々に片付けエレベーターで降りる

トイレで偶然大御所と隣り合わせになった

「おっ、兄さん、ラッキーだったね~」

「いろいろありがとうございました~」

と、挨拶を交わしさようなら

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に揺れながら帰宅する

ベストから袖ありのダウンに替え

修理から上がったご機嫌の CRYSTAL BIRD に乗り換え

毎月10日の横浜に向かう

夜は長い


2月11日に続く







コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

YOU

Author:YOU

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
最新コメント
QRコード
QR
検索フォーム
RSSリンクの表示